準備編:航空券
買い付けに行こうと思うのは決まって2、3週間前。
今回はめずらしく1ヶ月前の9月に決めた。
知人に一緒に行かない?って誘ったが断られた。
知人がダメなら友人だ、と思い友人を誘ったが友人にも断られた。
友人がダメならもう親しかいないと親を誘ったが、親にまで見放された。
みんなに嫌われ、ブルーな私は、もういいや、私独りで行くわと単身渡仏を決めた。
誰も一緒に行ってくれないのなら、別にいつ行こうがいつ帰ってこようがお構いなし。
気楽なもんさ、と自分に言い聞かせ、泣きながら飛行機の手配をする事にした。
自分独りなら旅行会社のパックツアーはバカ高くなる。
同じぐらいの値段になるのなら、バカ高くなるパックツアーでしかも乗り継ぎ便で行くより、個人手配で直行便で行った方が楽だ。
そんな事で今回はリッチにJALの直行便で行く事にした。
JALのサイトを覗くと、10月はまだ航空運賃が高い。
いつ行っても構わないのなら、1年の内でいちばん安い時に行こう。
11月末〜がいちばん安くなっている。
それじゃ、計画変更して11月にしようと、あっさり変更する事にした。
今なら前売り悟空35で83,000円。
片道じゃないよ、往復だよ。
チケットレスサービスを利用して、ボーナスマイルに参加登録して。
なんやかんやと利用すれば、フランス行きのチケット+韓国行きのチケットもゲットできる。
こりゃいい。
フランスから帰ってきて「疲れた〜、今から焼肉食べに韓国に行って来るわ」っていう事ができるんだ。
11月出発、前売り悟空35に決定!!
行く日は決まったが、いつ帰ろうかな。
別に1ヶ月滞在しようが1年滞在しようがそんなに困る事はないだろう。
あっそうか、長く滞在すればそれだけ滞在費がいるんだ、忘れてた。
仕方ない、ホドホドにするか。
1週間じゃちょっと短し、10日じゃちょっと長し。帯に短し、たすきに長しだ。
間を取って8日間にしよう。
11月21日出発、11月28日帰国決定。
早速、フランスに住んでいる叔父に連絡を入れた。
しかし「22日から日本に出張や」とあっさり断られた。
やっぱり私はみんなに嫌われているんだ。

日本航空  http://www.jal.co.jp/
準備編:ホテル
個人手配なのでホテルも自分で探さなくてはならない。
滞在費をなるべく安くするのも、そのホテル代に多いに関わってくる。
いろんなサイトで調べたが、パリは観光地とあって、行動しやすい場所にあるホテルはバカ高い。
治安やセキュリティなんか関係ないよ、どんなとこでもへっちゃらという神経は持ち合わせていないので、ホドホドのところを探す。
マレ地区で安めのホテルがあった。
1泊シングル11,000円。これでも高いな。
6泊したら66,000円、チケット代の83,000円を足したら149,000円、それにパリでの食事代とか合わせたら…ダメだ、もっと安いホテルを探そう。
この際治安やセキュリティの事なんか言ってられない、帰ってきて寝るだけなんだから、ベッドだけあればいいや。
おっ、ちょっと発見。
11月から為替の影響でホテル代が安くなります。お問い合わせ下さいって書いてある。
早速電話してみる。
「11月21日から宿泊予定なんですが、1泊いくらになりますか?」
「7,900円になります」
「えっーマジで、直ぐに申し込みます」
ラッキー、1泊11,000円だったのが、7,900円で泊まれる。
早速申し込むことにした。
泊まった事のある人が「治安良し、女独り良し、スーパー近し」という書き込みがあったので、そのホテルにしたかったんだ。
11,000円か、って悩んでいたけど、7,900円なら即決定だ。
為替の影響で安くなっているというよりは、オフシーズンだからだろう。
パリコレのシーズンになるとホテル代は2倍3倍にもなるんだから。
予約が確定するまでに5日程かかるようで、予約確定メールが来るまで祈るように待った。
5日後「ホテルのご用意が出来ました」とメールが来た。
ホッ、これで本当にパリに行けるんだ。

海外ホテル予約 アップルワールド.com http://www1.appleworld.com/toppage.html
準備編:空港からホテルへ
チケットも確保、ホテルも確保。
さぁ、次は空港からホテルまでどうするかだ。
バス、電車、タクシー、どれにしよう。
1.リムジンバスでリヨン駅まで行き、そこからタクシー。
2.電車でホテルの近くの駅まで行きそこから徒歩。
3.空港からホテルまでタクシー。
いちばん安上がりなのは2番、でも到着は夜で、しかもホテルの場所がわからない、石畳でスーツケース引きずりながらのホテル探しは苦痛だ
3番は安心だけど高いし、タクシーのボッタクリに合うかもしれない。
1番がいちばん安全かな、それほど高くもならないようだし。
おっと、送迎してくれる所を発見。
でも難点がひとつ、飛行機が遅れた場合、午後9時までは待機していますが、それ以降はご自分でホテルに行ってください。しかし送迎代は返金しませんという事だ。
悪天候により到着時刻が遅れるという事があるかもしれない。
午後5時40分到着が大幅に遅れ、待機時間の午後9時までには到着しないかもしれない。
そうなりゃ、自力でホテルまで行かなきゃいけない、それで送迎代も返してもらえず、ホテルまでの自力代も自分持ち、こりゃたまったもんじゃない。
それが本当かどうか問い合せてみる事にした。
お姉ちゃん曰く「午後9時までに到着した飛行機に関しては、お待ちするようです。仮に午後9時に到着し、入国審査などを終えて、ターミナルに出てこられるのが10時過ぎぐらいになると思うんです。何時まで待ちますというはっきりした時間はないんですが、日付が変わるぐらいまでと思って下さい」という返事だった。
送迎代の返金について聞いてみた。
「送迎代は返金できませんが、自力でホテルまで行かれた際の料金は出しますと言っていますが・・・現地で交渉してみて下さい。こんな事お客様にお話してはいけないんですけど、出しますといってもフランス人のいう事ですから…」という事だった。
そこは日本での取次店なので現地での事に関してはノータッチなんだろう。
どこの国に行ってもそうだが、不備があれば交渉力。
日本じゃないんだから、何かあった時は自己責任だし、交渉力がいるという事だ。
フランス語も英語もわかんないけど、なるようになるさ、と返金なしに納得した。
あとは飛行機が遅れない事だけを願うしかない。
送迎してくれる会社はフランスの会社なので、その会社のサイトから予約と支払をする事にした。
必要事項を入力し、あとは支払のクレジット番号を入力するだけだ。
その時気づいた、クレジット番号は暗号化されないで送信される。
おっと、危険、送信する前に気づいて良かった。
仕方ない、レートの関係で少し高くなるが、日本の取次店で予約と支払をする事にした。
これであとには引き返せない。
トラブッても大丈夫なように、空手の練習をする。

パリ観光 http://paris-kanko.com/index.html
準備編:フランスの情報
フランスに行ったのは13年前。
その当時は勿論インターネットというものは存在していなかった。
今は便利な時代になったもんだ。
現地の情報や生のフランスの風景が簡単に見れる。
今回いろんなサイトで情報収集した。
その中でもいちばん情報量が多く、BBSが盛んなサイトを見つける事が出来た。
口コミというのはすごいもので、ガイドブックには載っていない情報が盛りだくさんである。
「地下鉄のスリには気をつけろ」「ニセ警官には気をつけろ」「ルイ・ヴィトン前で声を掛けてくる東南アジア系の人には関わるな」等など。
読んでて不安が増してくるが、知らなかったらニセ警官にノコノコ着いて行ってしまうかもしれない。
アジア系の人にヴィトンのバッグ買ってきてってお願いされるかもしれない。
日本に帰って来た時に、読んでてよかったよ、もうちょっとでやられるとこだったよって、言いたいもんね。
わからない事があったのでそのサイトのBBSに書き込みをした。
すると管理者の方が親切に教えてくれた。
利用方法を間違いさえしなけりゃ便利な機能だ。
2ヶ月前から毎日飽きずに、仕事の合間にそのサイトをコッソリ見ていた。
「お前、また見てんのか」と一発蹴りをいれられた。
コッソリ見ていたつもりなのに、バレバレだった。
バレてるのならもういいや、堂々と見てやれ。

フランス・ツーリズム旅行情報局 http://france-tourisme.net/