18時まで部屋利用&全朝食付 ベトナム5日間

今回のベトナム買い付けにあたり、ビザは自分で取るか、それとも旅行会社にお願いするか迷いました。
前回は旅行会社に頼んだのですが、その際の料金は7,000円でした。
それが半年後には「1万円頂きます」という、3,000円もの値上がり。
「高い!!1万円出すんだったら自分で領事館に行ってとってくるわ」とタンカをきりました。
しかし今回はそこから不安が始まったのです。
領事館に電話をし「料金はいくらかかりますか?」 と尋ねました。
するとたどたどしい日本語で「ダイタイ6,000エンネ」
なんやねん、そのだいたいって、はっきりした金額はないんかい。
またかよ、行く前からアバウトベトナム人と接する事になるとは。
今度は「年明けはいつから開館されるんですか? 」と尋ねました。
「アナタナンニチイクネ」 「ですから、1月はいつから開くんですか?」「アナタドコイクネ」「1月はいつからですか?」「アー7ニチカラネ」
私はとんでもない所に電話したもんだ、これで本当に自分でビザがとれるんだろうか。
「即日発行して頂けるんですか?」と尋ねました。
「ダイタイネ」
だから、そのダイタイネっていうのはなんなんだい。

2002.1.28

1月27日(日)午後8時。
いつもより一時間早く店を閉め、関西国際空港へと向った。
前回と同じタイ国際航空1時25分発TG627便。
今回も大量の買い付けをしなくてはならないので、スーツケースの中身はボストンバッグだらけ。
ベトナム2回目ともなると不必要だった物がわかり、前回よりスーツケースが軽い。
私はベトナムリピーターだからね。
前回ガラガラだったこの便も、今回は満席のようだ。
後ろの方の席にしてもらって、空席があればスチュワーデスさんにお願いして、空席で横になって寝てやろうと思っていたのに、あてが外れた。

そろそろ軽食の時間。
サンドイッチか巻寿司2個だという事はわかっているんだ。
今回はサンドイッチにしよう。
パンがパサパサだと最悪だなと思いながらも、楽しみに待つことにした。
ちょうど私の前の席で軽食を配り終える。
スチュワーデスさんが急いで取に行った。
まだかな、まだかな、きた、きた。
スチュワーデスさんは「サンドイッチと巻寿司どちらになさいますか」とも聞かずに、私に巻寿司を無造作に差し出す。
何でやねん、私はサンドイッチが食べたかったんだ。
サンドイッチが人気で、すぐになくなるのがわかってるんだったら、人数分のサンドイッチぐらい用意しとけよ。
前回はモニター前の席が最悪だったから、今回はムッとされながらもカウンターのお姉ちゃんにわざわざ後ろの方の席にしてもらったのに。
今回も最悪だ、中途半端な真中の席のほうがいいっていう事なんだな。
私はこれでまたひとつ賢くなったよ、ってそう思うことにしよう。
私は食べ物に対しては執念深いんだ。
サンドイッチの恨みをはらすかのように、スチュワーデスさんを何度も呼びつけ、ワインをおかわりする。
周りのお客さんは静かに寝ている。
私は柿の種とワインをたらふく頂戴する。
ごめんね、周りのお客さん、おかきの匂い充満で寝れなかっただろう。
私って迷惑な客だよ。

朝の4時に豪華朝食が出たが、やっぱり今回も食べられない。
フルーツだけを食べて終わりにする。
5時50分バンコク着。
次ぎのホーチミン行きの便まで5時間もある。
またビジネスセンターで自分のHPに書き込みでもするか。
おかしいな、ひらがなは打てるのに半角英数が打てない。
ひらがなが打てて、半角英数がダメっていうパソコンもおかしいぞ。
まっいいか、ひらがなは打てるんだから。
書き込み終了。
「2ドルです」と係りのお姉ちゃんは言った。
7分しか使ってないのに、2ドルは高すぎるだろ。
それも前回より値上げしてるじゃないか。
それとも何分までは2ドルですっていう決まりなのか。
きっと私が理解できていないんだろうな、だって英語の説明書なんかわかるはずないじゃないか。
私は英語はダメなんだから。

さてこれからどうする。
油ギトギトのスープヌードルは嫌だし、本屋に行って日越辞書でも探すか。
タイ語のはあるけど、ベトナム語のはない、そりゃそうだよね、ここはタイなんだから。
諦めて面白い絵本がないか探す。
おっー、絵本の横に金髪のお姉ちゃんのヌード写真集がある。
絵本の横にヌード写真集か。
子供が間違ってヌード写真集に手を伸ばさないか心配になってきた。
母親に「もっと大人になってからね」ってたしなめられている子供の姿。
そんな想像するのひょっとして私だけか。

大きなレストランを発見。
見逃していたよ、こんな立派なレストランがあるとは。
夜はコース料理まである立派なレストランだ。
トムヤムクンもあるし、タイの名物料理オンパレードレストランだ。
残念な事に今は朝食のメニューしか頼めないんだ。
私はパンケーキとアイスティーを注文する。
パンケーキはベタベタして歯の裏にくっつく、のどに詰まりそうなぐらいもっちりしている。
アイスティーは甘すぎる。
最悪な食べ物だけど、パンケーキを食べた直後にアイスティーを飲むと、ふたつが口の中で調和されて、調度いい味になる。
単品では食べれないけど、ふたつ一緒なら食べれる。
ここはタイなんだ、トムヤムクンの国なんだ、パンケーキとアイスティーの国じゃないんだから仕方ないさ。

レストランを出てそろそろ人間ウオッチングでもするか。
人の多そうなベンチに腰をかけ人間ウオッチング開始。
相変わらず多種多様な人がいる。
ひとりのお姉ちゃんが私に紙を差し出す。
そこには10カ国語ぐらいで「あなたはタバコを1日に何本吸いますか」と書いてあった。
日本語の欄を指すとお姉ちゃんは日本語のアンケート用紙を私に手渡した。
変な勧誘かとなと思ってドキドキしていたんだけど、アンケートお姉ちゃんだったんだな。
『タバコと空港施設についてのアンケート』だった。
全部で50問ぐらいあるよ、まぁ時間はいっぱいあるからいいけどさ。
アンケートに答えてくれたお礼にボールペンをプレゼントしますって書いてあった。
私は喜んでアンケートに答える。
やっぱり50問はながいよ、最後の方は適当に答えた、ごめんねお姉ちゃん。
お姉ちゃんのおかげでかなり時間をつぶす事ができた。
そろそろホーチミン行きの搭乗が始まる。

11時15分発TG680便。
飛行機に乗る為バスに乗り込む。
ムッとする熱さ、私はすぐにセーターを脱いだ。
日本は真冬、タイは年中夏の気候、温度差20度、体がおかしくなりそうだ。
バンコク、ホーチミン間の機内食が楽しみだ。
タイカレー食べるぞって楽しみにしていたのに、出てきたのは、たっぷり香辛料を効かせた鳥のミンチのぶっかけご飯。
恐る恐る一口食べてみた、からーい。
口から火が出るとはこの事を言うんだ。
辛いのも甘いのも大丈夫だけど、これは辛すぎる。
鳥ミンチ少量とご飯大盛りを口の中に入れても辛い。
胃が燃えてきた、早く飲み物を頼まないと口の中の神経が麻痺する。
私はここでもワインを頂戴する。
でもあまりの辛さに半分ぐらい残してしまった。

ホーチミンの空港が見えてきた、国際空港だけど野原の中の空港だ。
今回は機内で税関申告用紙は配られなかった。
税関の前に行くと税関申告用紙争奪戦が始まっていた。
恥外聞も捨てて、みんな税関職員に詰め寄る。
職員のおばさんは「申告用紙はもうなくなった」って言ってる。
ないってどういう事なんだよ、なかったら入国できないじゃないか。
おばさんはカウンターを指差す、そのカウンターめがけてみんな突進していく。
私も負けてなるものか、私にも申告用紙ちょうだい、「プリーズギブミー」
ひとりの男性が自分の持っていた申告用紙を私に渡してくれた。
なんて親切な人なんだ、「サンキュー」
私は誰にもとられないように申告用紙を握り締め、トイレの前の床の上で書いた。
書く場所がないんだ、床の上がいちばん平らで書きやすい、匂いなんか気にしてたらベトナムでなんかで生活できないよ。
記入完了。
ここは賄賂を要求する税関だ、私は無愛想な税関職員の所に並んだ。
他の職員は入国する人と談笑している、税関職員って笑ったりするんだね。
何とか通過する事ができた。
厳重に申告用紙とパスポートを鞄になおす。
空港の出口をふと見ると、前回は人だらけだったのに、今回は人が少ない。
拍子抜けをした。
それとは反対にビックリした事がある。
ゴミ箱ひっくり返したぐらいゴミがたくさんあるのは相変わらずだけど、出口にエントランスができていて凄く綺麗になっている。
半年ぶりに来てみたら、立派な空港に早変りしていた。
さぁ、迎えの車に乗りこみ、ホテルに直行だ。
車の中からバイクの洪水を見て、「あー帰ってきたんだ」とひとり感傷モードに入る。

今回は前回とは違うホテルなんだ。
前回のホテルはフロントのお姉ちゃんがいい加減だったし、停電はする、お風呂のお湯は出ない。
今回は前回よりホテルのランクが低いんだ、少し心配になってきた、とんでもないホテルかもしれない。
でもショップのお客さんで泊まった事があるという人が「ビジネスホテルみたいでしたよ」って言ってたんだ。
ホテルに到着、本当に普通のビジネスホテル並だ、よかった安心した。
フロントに帰りの飛行機のチケットとパスポートを預ける。
ボーイさんが部屋まで荷物を運んでくれるという、でも私はまだ両替してないからドンは持っていないんだ。
ボーイさんは親切に部屋の設備を延々と説明してくれる。
私は「もうわかったから、荷物を置いて出ていってよ」って言いたいのをぐっとこらえて、ボーイさんの説明を聞く。
やっとボーイさんの説明が終わり、ボーイさん帰り際に後ろを振り向く。
だからごめんね、ノーマネーなんだよ。
ボーイさん悲しそうな顔をして帰っていった。

さぁ、身軽な格好に着替えて、市場に繰り出すか。
今回は前回の時に行かなかった、少し遠い地元民のビンタイン市場に行こう。
そこは観光化されたベンタン市場より価格が安く、まとめ買いをすると値段交渉がしやすいらしい。
卸感覚市場だね。
でも心配事がひとつ、バスターミナルから乗合バスで行くんだ。
アジアの乗合バスって言ったら、ぎゅうぎゅう詰めで、屋根の上にも人だらけっていうイメージがあるんだ。
それでバスが横転して死者続出、どうしようバスの下敷きになってベトナムで死んでしまったら。
タクシーっていう案も考えたけど、行きはいいけど、帰りはどうやって帰って来るんだよ。
とりあえずバスターミナルまで行ってみよう。
ホテルから一歩外に出る。
あー懐かしい、シクロのおっちゃん、バイタクの兄ちゃんが話し掛けてくる。
私は絶対に乗らないけど、やっぱりベトナムに帰って来たんだよ、嬉しいな。
先にベンタン市場で値段調査してから行こう。
物価は上がってるはずなのに、靴の値段や鞄の値段は下がってるぞ。
前回私が苦労して値切った価格が最初の価格になってるじゃないか、あんなにも苦労して値切ったんだよ、やっぱりもっと安くできたんだ。
これで闘志がわいてきた、今度こそベトナム姉ちゃんになんか負けるか。
バスターミナルに行くとビンタイン市場行きのバスが止まっていた。
車掌のお姉ちゃんに「チョロン?」って聞くと、首を縦に振る。
このバスであってるとは思うんだけど、嘘をつかれてとんでもない所に連れて行かれるかもしれない、もう一度確認の為にバスの行き先を確かめる。
『1番チョロン』って書いてある、大丈夫だ、このバスで間違いはない。
満員御礼のバスかと思ったが、乗客は8人、ガラガラスキスキのバスだった。
みんな順番に車掌のお姉ちゃんにお金を払ってる。
いくらだろう、地球の歩き方には3000ドン〜6000ドンって書いてあった。
公共の交通機関は外人価格があるから、私はいくらとられるんだろう。
地元民の払うお金をじっと見ていたら、みんな1000ドン払ってる。
1000ドンって9円ぐらいだよ、私は1000ドンではすまされないだろう、でもひょっとして1000ドンでいけるかもしれない。
いちかばちか1000ドンをお姉ちゃんに渡す。
お姉ちゃんは1000ドンを受け取り、私に切符の半券を渡す。
私はれっきとした外人だよ、1000ドンでいいのかい、外人だってば、本当に外人だよ。
地元民に見えたんだろうか、少し複雑な気分だ。
外人に見えたけど、外人も地元民も同じ価格なら、地球の歩き方にまた投書だ。
バスターミナルから一本道で真っ直ぐ走っていく。
途中の停留所でお客さんを乗せていく、降りる人は車掌さんと交渉で、停留所がない所で降ろしてもらっている。
でもちゃんと止まってから降りるんじゃないよ、飛び降りさ、バスのスピードはゆるくはなるけど、停止してから降りるんじゃないんだ。
私はスタントマンじゃないんだ、そんな事出来ないよ。
市内から外れるにしたがって、バイクの数も多く道も狭くなっていく。
バスで30分も揺られたら、市場らしき建物が見えてきた。
お姉ちゃんが降りるようにすすめる、私は「チョロン?」って聞くと、お姉ちゃんは首を縦に振る。
着いたんだね、でも帰りの停留所がわからない、とてもじゃないけど歩いて帰れる距離じゃないよ。
お姉ちゃんに帰りの停留所はどこか尋ねた、お姉ちゃん私の英語がわからないのか、首をかしげる。
そこで助っ人運転手の登場、真っ直ぐ行って右折と指差し確認で教えてくれた。
わからなかったけど、とりあえずは右の方角にあるんだなっていう事はわかったので「サンキュー」ってお礼を言って、バスから飛び降りた。
なんだ、どうしたんだ、この人だかりは、道いっぱいに人とバイクの洪水。
人とバイクが入り混じって、市場にたどり着く事ができない、目の前に市場があるのに。
こりゃ、バイクを押しのけて強引に行くしかないぞ、スリにあわないように鞄を握り締め、バイクの後部を押しながら市場にたどり着く。
ビンタイン市場にやっと到着、2階建てのドーナツ型市場だ。
正面の階段を上がって2階に行く、そこは服が満載、化粧小物が満載。
ドーナツ形だから、歩いて行くとまた同じ店にたどり着く。
いつまでたってもこの市場から抜け出せないんじゃないかと不安になる。
1階に降りる階段をやっと発見する、この階段を降りなかったらもう2度と降りることはできないだろう、人込みをかき分け急いで階段を降りる。
降りた場所が調度いい場所だったんだ、私の探していたお店を発見。
このお店はソールの部分とアッパーを自分で好きなように選んで、その場でサンダルを作ってくれるんだ。
さぁ、ここからがベトナム商売人との対決だ。
店のマダムが「これかわいい、刺繍、ビーズ」を連発する。
そんな事はわかってるよ、私はかわいい物を探しに来てんだから。
ソールとアッパーを何点か選んで、その場で作ってもらう事にした。
値段交渉開始、その前に英語バージョン名刺を差し出し、買い付けできている事をアピールする。
するとマダムは「それじゃあ、安くしてあげるよ」というような事を英語で言った。
靴を作ってもらう間、日本の雑誌に紹介された自慢話を聞かされる。
靴を作り終え、納品書のチェック。
最終金額が出たが、そこからまだ値引きをしてもらおうと、私も粘ってみた。
「端数の金額はカットしてちょうだいよ」と私、マダムは「普通ならこれぐらいの値段なんだよ。でもこれぐらいまで下げたんだよ。だからもう無理さ」らしい事を私に言う。
マダムが無理なら、ここの主人にお願いしてみよう。
「お願い、端数はカットして」
主人はマダムに怒られながら、ほんの少し値引きをしてくれた。
マダムってケチだね、持って帰れないほど靴を買ったんだから、チョットぐらい値引きしてくれてもいいのに。
マダムは「バッグ、刺繍、ビーズ」と聞いてきた、刺繍のバッグやビーズのバッグはどうだいって聞いているんだろうな。
「そりゃ、欲しいよ」と私、「それなら私がいい店紹介してあげるよ」とマダムが勧誘してきた。
マダムはそのお店からマージンもらうのかい。
買った靴はここに置いていってもいいよと言うけど、帰ってきたときに靴の数が減ってるんじゃないだろうね。
そんな事にでもなってたら大変だ、わざわざバスでここまで来たんだ。
買ったサンダルを両手いっぱいに持ちながら、マダムの後をついていった。
マダムは鞄屋のマダムに「ウチでこんなにも買ってくれたんだ。この日本人はいいカモだよ」って説明してるんだろうな。
あんまり冴えない鞄屋だけど、何点かいいのがあった。
早速交渉開始。
「この5点買うからいくらにしてくれる」と私、「これだったらこれぐらいだよ」とマダムは偉そうに言う。
5点のうちの2点が総ビーズの鞄の為、値段が高くなっている。
「この総ビーズの鞄やめるわ」と言ったら、マダムはすかさず「ビーズの鞄まけてあげるから」と低姿勢になった。
そうやってはじめから低姿勢なら話も早いんだよ、わかったかい、マダム。
周りのお店を見ると店じまいしている、そりゃそうだもう5時過ぎてるよ。
こりゃ大変だ、帰りのバス乗り場もわからないのに、こんなとこで真っ暗になったら、私は繁華街で「お兄さんいい子いるよ」っていう仕事に就かなくちゃならないじゃない。
靴屋のマダムにバス乗り場を聞き、急いでその方向に向った。
停留所で待っていたら、靴磨きの兄ちゃんが、あのバスだよって指を指して教えてくれた。
あのバスって、停留所と違う所で止まってるじゃない、この停留所でも止まるんだろって聞いたが、止まらないよと言う。
何の為の停留所だよ、私が正直に停留所で待ってる方がおかしいのか。
仕方ない、急いでバスの方まで行って、飛び乗った。
これで本当に帰れるんだろうか、違う方面に行ったりしないんだろうか。
とりあえず、また1000ドン払った、私は外人なのに。
見覚えのある道なので、間違いないようだ。
30分も走ると行きのバスターミナルに着いた、外はもう薄暗い、急いでホテルに戻ろう。
ホテルに戻る前にスーパーに寄ってミネラルウオーターを買わなくちゃいけない事を思い出した。
前回のホテルでは毎日一本ミネラルウオーターをサービスしてくれた、でも今回のホテルではサービスなし、やっぱりランクが低いからね。
スーパーでワインとミネラルウオーターとワインオープナーを買う、勿論おつりはもらえない。
いいさ、もう慣れっこなんだ、私が細かいお金を持ってない方が悪いんだから、私も成長したよ。
さぁ、今度こそ急いでホテルに帰ろう。

荷物を置いて、国営百貨店に行く。
国営百貨店の前のREXホテルのライトアップが凄く綺麗だ。
アジアにほんの少しフランスが混じった感じ、それもアールヌーボーの時代の。
国営百貨店のお目当てのお店に行ったが、もう閉店していた。
仕方ない、今日はこれで終わりにして、ホテルの近くの『タン・ナム』でご飯でも食べよう。
前回は一人旅おばさんとちんさんという若い男のコーディネーターとのやりとりで食事どころじゃなかったレストラン。
揚げ春巻き、五目チャーハン、海老の姿焼き、ビール、ワイン。
揚げ春巻きが美味しかったのは憶えているんだ、五目チャーハンは美味しいが、ご飯のパサツキ加減がちょっと、海老は本当に焼いただけ、まずくはないがめっちゃ美味しいっていうほどでもない。
5点満点で2.5点っていうところかな、無難に食事したい人にはおすすめ。
食事終了、「チェック プリーズ」
おぉーめずらしい、伝票あってるよ、お釣りも問題なく貰えた、ここは超おすすめ。
5点満点で4点に格上げ。


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